便秘の原因

 

便秘には、重大な問題のある便秘と問題のない便秘があります。重大なものというのは、大腸で便の通りが悪くなる大腸ガンや、腫瘍、直腸ガン、腸の癒着などのことで、特にガンや腫瘍などでは血便をとなる場合が多く、こうした症状に気がついたら、これは即座に医師の診察を受けることが必須となります。

 

又、こうして説明できるということは原因もはっきりした便秘なので、それぞれに適した治療をすることになるのですが、一方で原因のあまりはっきりしない便秘もあります。

 

これが常習性便秘といわれるもので、この常習性便秘は２種類あって、そのひとつは弛緩性便秘です。これは便意があってもすぐにトイレに行かず便を溜めておく癖のある人に多い便秘で、自覚症状もあまりないのが特徴です。

 

もうひとつは痙攣性便秘で、これの多くは頭痛や吐き気、めまいやのぼせ、さらに不眠などをはっきりした自覚症状を伴うことになります。痙攣性便秘は、日頃の精神的なストレスや睡眠不足などの不規則な生活が重なることによって、腸が動き過ぎて引き攣った状態となり、便の通りが悪化するという便秘です。便意はあってもなかなか実際に便を出すことができず、出してもごく少量の硬い便だけとなるのが症状の特徴です。

 

痙攣性便秘になっているのに、更にストレスを受けたりすると、限度を超えて心拍数や血圧が上昇し、体内にいろいろな悪い影響を与えます。この状態が長く続くことで、食欲の低下、不眠、疲労感、イライラ、憂うつな気分など、ストレス反応が更に顕著となり、悪循環になってしまいます。

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